折形
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「折形(おりがた)」をご存知ですか? これは我が国固有の贈り物の包み方。
現代でも祝儀袋やのし袋など、冠婚葬祭や正月等の歳時に用いられるものもありますが
これも他の形骸化したしきたり同様、ともすると煩わしいと思うだけの方も多いのでは。
元々折形は他のラッピングと違い武家の礼法なので、様々な決めごとはあって当然。
しかしそれも元をただせば、すべて贈る相手のことを気遣ったものなのです。
折形は、包むのは面倒でも開くのは簡単。しかも右利きの人が楽に開ける構造が基本です。

とまあ、私もそれほど詳しいわけではないし、固い話をするつもりもありません。
折形は単にラッピングととらえても、なかなかにして素敵なものがあると言いたいんです。
基本の純白の和紙に紅紙を添えて、そこに水引を使うと、“いかにも”という形に
仕上がってしまうんですが、様々な色・質の洋紙や紐やリボンを選べば結構今風にもできる。
要は贈る相手に喜んでいただきたい。そこに礼の心がこもっていれば良いわけだから
礼法としての正式な作法から多少外れても、そのためのアレンジは許していただけるのでは?

今時折り紙の鶴程度では外国人も驚かないけれど、折形で喜ぶ日本人は多いかもしれない。
手間ひまかけて心をこめて。プレゼントに折形、お勧めですよ。

b0066893_16472555.jpgこれは新茶を包んで贈る「新茶包み」。
この尖った部分が若々しい新茶の芽を表し、
相応しい色紙と合わせるとおしゃれでしょ。
紐がなくても良いのもポイントが高い。
私、これはここ数年使わせてもらってます。
安いお茶も(うちのは決して安くないが)
これで高級品に大変身。でも礼法的には
これは良くない考え方のはずです(笑)。

紙は通常は和紙の檀紙や奉書等ですが
これは檀紙を模した、生成りの新だん紙。
挟み込む紙(におい)はむら染めの和紙。
パックのお茶を包む紙のサイズは
四六判全紙のちょうど1/4だから便利です。
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by yattokamedagaya | 2010-09-16 17:06 | Objects(Man-made) | Trackback | Comments(4)
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Commented by takaichi090825 at 2010-09-16 22:33
初めてその存在を知りましたが、胸打たれた気分です。
いいですね、折形。

このコメを書く最中に「おりかた」と入力して変換しても、
「折形」とはまったく出てこず。。。
もちろん携帯でも変換できませんでした。
今度、誰かへの贈り物に使ってみたいと思います。
Commented by yattokamedagaya at 2010-09-17 01:30
*たかいちさん

元々の読みは「おりかた」のはずなんですが
現代に普及させようとしている方たちは
「おりがた」と呼んでいるようなんですね。
なぜ違うのかよくわからないんですが。

なかなかいいもんでしょう。
折り紙のルーツでもあるので折っていて楽しいですよ。
鶴を折り込む折形もあったりして。
Commented at 2014-05-17 23:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yattokamedagaya at 2014-05-18 19:44
*鍵コメさん

メールしますよ。

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