ナゴヤンスパゲッティ
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言い忘れてましたが、東京でも「イタリアンスパゲッティ」を食べることはできますよ。
名古屋めしブームの頃から、名古屋めしや名古屋資本の飲食店が増えているんです。
この写真も本社名古屋のカフェ&ダイニングバー、恵比寿『舌呑 (ZETTON)』のもの。
ここでは、本格的な名古屋喫茶店スタイルのイタリアンスパゲッティが味わえます。
ただし、メニューでは「鉄板ナポリタン」。東京ではそういうことになっています。

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最強! ゼットン


追記:ゼットンさん、2010年の6月から『M&L Aloha Table Hawaiian Eats』という
ハワイアンダイニングになっているようですね。ゼットングループ、知らないうちに
ハワイアンなお店が増えてます。でもここから下は、今でも変わらない話ですが。






イタリアンスパゲッティは、ブログやHPでも多く取り上げられているんですが、
それは大抵こんな紹介になります。
「中京圏のナポリタンは、鉄板ステーキ皿に盛られて、その周囲に溶き卵を流すのが特徴。
それを現地ではイタリアンスパゲッティと呼び、考案したのは『喫茶ユキ』である」
恰も、どこの店でもそう、大昔からそう、と言っているようです。
ネットの情報がイマイチ信用できないのは、さほど実体験のない人間も他の記事から引用し、
それが事実のように書くから。そしてそれが増殖していくからです。本当はどうなのよ?
本当にどこの店も鉄板ステーキ皿と溶き卵のナポリタンなのか?
本当にどこの店もイタリアンスパゲッティという名称を使ってる?
今は? 30年前は? ユキさんが始めた50年前は?

なぜこんな疑問を持つかというと、僕が名古屋に住んでいた今から30年ほど前、
僕が食べた店では、どこでもこの名古屋スタイルのナポリタンだったけれど
これがイタリアンスパゲッティという名称だと知ったのはほんの数ヶ月前、だから。
当時はメニューでもそんな名称だった記憶がない。僕だけが例外じゃないでしょう?

この料理を最初に作ったのは、喫茶ユキで1960年頃。これはスパゲッティが冷めない
ための工夫で、それを「イタリアンスパ」という名称で売り出したのが始まりらしい。
当然ながら、それ以前にもスパゲッティがあったからこういう発想が生まれたわけ。
当時名古屋のどこの店にも、既にナポリタンとミートソースくらいはあったはずです。
ユキさんだけなら、何をしようが、料理にどんな名称をつけようが勝手なんですが、
なぜそれがそのままの形で名古屋圏全域に広がってしまったんでしょうか。
当時マスコミが何度も取りあげたということらしいけれど、それだけなんだろうか?

イタリアンスパゲッティという位置づけも結構微妙なものですよ。その形態も名称も。
全くの新しい料理というわけでなく、ベースはあくまでも全国区料理、ナポリタン。
それの改造というかマイナーチェンジというか、そこが「あんかけスパゲッティ」と違う所。
それに名古屋圏で鉄板に盛られるのはこれだけじゃない。ミートソースも鉄板の店は多いし、
焼きそばや焼うどんも鉄板に乗っている店はありますよ。改造ナポリタンだけが
「イタリアン」という別名称を冠してもいいのか?と他の店は思わなかったんだろうか。

ナポリタンとイタリアンは、普通同じ店の同じメニュー上には存在しないんです。
鉄板スタイルになれば通常スタイルのナポリタンはメニューから消える。オセロのように。
それが、人も情報も完全に他の地域から遮断されているわけでもない名古屋圏で
うちもうちもと変えてしまうのが、どうも解せないんですよね、僕には。……変じゃない?
「たぁけ、わしゃ今までのナポリタンがええんだわ」という店があって然るべきでしょ。

もちろん悪いとは言ってません。名古屋だけのオリジナルとして好意的に見てます。
そしてこんなこと、地元の人や旅人はさほど疑問に思わないのかもしれません。
僕はよそ者だけど、数年間名古屋に住んでいて、他の地域と比べるから気になるのかも。
どういう経緯で現在に至るのか。そこのところを説明していただきたいものだと
予予思っていたわけなんです。誰か教えてください。できれば流行のクロニクルで(笑)。

前篇:イタリアンスパゲッティ風ナポリタン
イタリアンスパゲッティ ナポリタン (Wikipedia)
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by yattokamedagaya | 2009-07-07 18:16 | Eat & Drink | Trackback | Comments(8)
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Commented by mike at 2009-07-08 17:56 x
>うちもうちもと変えてしまうのが

変えたのは「イタリアン→ナポリタン」とか「ナポリタン→イタスパ」「イタスパ→鉄板スパ」ってこと?
ごめんなさい、読解力不足ですよね、流行のクロニクルと言うのもわからない(笑)

う~ん、いろいろ思うことはあるけど伝えられるだけ書けない(恥)。
それから喫茶ユキはここから自転車で行けるところにあったのね。
灯台下暗しだわ^^。
Commented by k007kami at 2009-07-09 17:31
今晩は\(^o^)/
ナポリタンは大好物で休日には必ずパスタ系は食べています
鉄板に載ってる名古屋スパ食べたいですね
熱々でチーズが載ってる感じがたまりません
Commented by pegion at 2009-07-09 17:44
やっぱウィンナーが入ってるんですね。
うちのナポリタンにも入ってますよ。
Commented by yattokamedagaya at 2009-07-09 22:19
*mikeさん

ナポリタンからイタリアンスパゲッティです。
考えてみれば、昔も今も色々な店を食べ歩くのが趣味の人でないと
簡単には説明できませんね。
Commented by yattokamedagaya at 2009-07-09 22:25
*チャリさん

こんばんは、久しぶりですね。だいぶ楽になりましたか?

ナポリタン、この頃僕もはまってます。
周りに流れている黄色いのはチーズじゃなくて卵なんですよ。
それが名古屋流。パルメザンもドバッとかけますけどね(笑)。
Commented by yattokamedagaya at 2009-07-09 22:27
*pegionさん

赤いウィンナーがチープな感じで良いんです(笑)。
でも個人的にはベーコンを入れた方が好きです。
Commented by Rous at 2009-10-29 17:16 x
やっとかめだーなも。

しばらく前に自ブログへコメントいただきました名古屋めしブロガーのRousでございます。

→「ユキ」のイタリアンが、なぜそれがそのままの形で名古屋圏全域に広がったのか?

ですが、喫茶店へ鉄板が普及したのは、鉄板スパとは直接関係なく、それ以前・別系統と聞いたことがあります。
つまり、他のお店でも、お店に存在する鉄板で、評判の?鉄板スパが簡単にメニュー化できた筈です。
時代が進むと、鉄板の営業マンが、鉄板スパを新規開店のお店へアドバイスしたのかもしれません。



いわゆる鉄板スパは、イタ飯ブーム後に皿アルデンテに取って代わられ、壊滅の危機に直面しました。

それで、現在のイタリアンは、背景など関係なく、皿ナポリタンではないという意味で使われているのではないかと思われます。

また何かありましたらコメントしますね。

ではでは。

Commented by yattokamedagaya at 2009-10-30 06:44
*Rousさん

コメントありがとうございます。

そういえば鉄板スパは作りませんでしたが、名古屋にいた頃
なぜかあのステーキ皿は僕も1枚持ってました(笑)。
食器のひとつで鉄板があって当たり前という文化が、元々名古屋にあるんですよね。

結局Rousさんもおっしゃっていた通り、経験や感じ方は人それぞれ。
その経験した時代も違うので、経験者同士でも話が噛み合ない部分も多いんですよね。
でもこうやって時代を追って説明していただくと
なるほど、と納得できる部分は多いです。ありがとうございました。
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