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うちは夜中や明け方まで仕事をしている時も多いじゃないですか。
そんな時ふと外を見ると、他にも明りが灯っている部屋が目に入ります。 何をやっているのかな、連日明け方まで消えないところも意外に多いもの。 もっとも向こうから見ればここもそうなんだけど。 そんな不夜城的なお部屋のひとつが、この汚部屋なんです。 住宅密集地域では、夜はやっぱりカーテンを引くものでしょう。特に真夜中は。 覗かれるのが嫌ですからね。でもその部屋はそうではなく、しかもうちの正面 すぐ近くでアパートの3階なので、外を見ると覗く気がなくても目がいってしまう。 で、その部屋がいつからかゴミ置き場状態になっていたというわけなんです。 一時期「汚ギャル」の散らかった部屋を見せる番組が流行っていたでしょう。 ここはあんなもんじゃない。床が見えないという次元じゃないんです。 たぶん6帖の部屋の、最低部でも床から1mくらいの高さまでいっぱいに、 むき出しの本や服が無造作に山積みされている異様な光景なんですよ。 箱や袋もあるけれど、ほとんどは雑誌と丸められた服なのかな。 まるでゴミ置き場。こんな説明で、わかる?何と説明すればいいのか…… 写真を撮って見せれば簡単なんだけど、いくらブログでもそれはまずいよね。 でね、それが最初からそうなら「ああそんなやつなんだな」と納得できるんです。 でもこんな状態になっているのに気付いたのは、ほぼ1年前から。 それまではごく普通の学生の勉強部屋のような、整理された部屋のはずだったんですよ。 その頃からも一晩中明りが付いていて、カーテンがあっても開けたまま。 衛星放送のアンテナも洗濯機もそのままだから、住人は同じはずなんですが、 同じ人間の部屋がこれほど激変するのは、どういう心境の変化なんだろう? 想像もできません。というより僕は未だにその住人の顔も見たことがないんです。 カーテンがいつも開いていて、部屋を公開しているんだから 危険人物ということはないはずだけど、そんなやつが隣の部屋にいたら嫌だな。 たぶん両隣りの人は、そんな状態になっていることは知らないんでしょうね。 #
by yattokamedagaya
| 2007-10-20 03:35
| My Own Life
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小津映画ではありません。これは現在公開中『サウスバウンド』の原作者、奥田英朗の小説。奥田さんも好きな作家のひとりです。文章が上手いし、会話がしゃれている。そして、ちょっとドタバタ調になりながらも(褒めてます、笑)、最後は暖かい気持ちにさせてくれるんです。
この『東京物語』もその奥田節全開の作品。キャンディーズの解散コンサートの日に名古屋から上京してきたひとりの青年が、いっぱしの東京人になっていく様を描いた「上京物語」です。全編にちりばめられた、同じ時代を生きた人間には懐かしすぎる言葉、背景、そして人々の行動パターン。そんな昭和後期の東京で実際に生きて呼吸をしているような、主人公田村を中心に描かれる個性的な仲間とその青春。しかしそれがいつまでも続くわけではない。ベルリンの壁は壊され、昭和は終わり、彼らの長過ぎた青春もいつかは終わる……。 この手の作品は、どれだけ共感できるかで評価が違ってくるんでしょうね。誰かのレビューに、もう少しその時代を掘り下げても良かったのでは、というのもあったような……。でも僕は違う。なぜって、僕は同じ時代だけじゃなく、同じ場所で生きていたから。弱小代理店(と言うより制作プロダクション)の実態、使えないヤツらや変なヤツら、バブルに乗じた独立から終電後の居酒屋の話まで、リアル過ぎます。田村久雄を主人公とするこの小説は一応フィクションなんですが、間違いなく作者自身の体験談でしょう。奥田さんのプロフィールは「1959年岐阜市生まれ。雑誌編集者、プランナー、コピーライターを経て作家になる」ということになってます。岐阜なら生活圏も価値観も名古屋と似たようなものだから、まさに田村君そのもの。静岡の片田舎から名古屋に出て、それから上京、小さな広告代理店(クライアント直だけど)に勤めた僕の人生と重なるところは多いのです。もっともその後は大きく差がついたんですけどね(笑)。なんと言ってもあちらは泣く子も黙る直木賞作家。こちらはこんなところでくすぶっている身なんだから。 まあそんなことはともかく、ようやく読めた東京物語。実は以前あらすじを読んだらあまりに自分に近い話なので、「昔は良かった症候群」の発作が起きるんじゃないかとなかなか手が出せなかったんですね。でもそんなことはなかった。これは爽やかな青春小説です。昔は良かった……はないな。戻りたいとも思わない。あの頃は20代だからあんなバカなことができたんだ。今の自分とは違う。メチャクチャ懐かしいけれど……。そう振り返ることができるだけの余裕が自分にあることを確認できた、そんなステキな作品でした。奥田さん上手いよ。 #
by yattokamedagaya
| 2007-10-12 17:51
| Art & Entertainment
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今頃は高校卒業でもおかしくない歳。なんせもうすぐ兄貴の長男の結婚式ですからね。 信じられない、あのクソガキが結婚だってよ。 まあそれはともかく……誰の絵でもいいでしょう、小学生にはよくある絵です。 増殖してますな〜この手の描き方が。 3〜4歳くらいまでは、これはたぶん人間なんだろうなということはわかっても 表情や仕種まではわからないアーティスティック絵を描いてくれますが、 それが幼稚園の年長〜小学生になると表情がついてきます(ほとんど笑顔だが)。 そしてその次の段階の女の子、というのがこんな絵を描くんですね。 おかあさん(おとうさんも)、友だち、兄弟、誰を描いても髪型以外は同じ顔。 アニメもマンガもそうだもんね。でも……本人に似てないんだぞ。それでいいのか? 上の絵は僕がテキトーに描いた絵なんですけどね。だいたいこれが基本形でしょう。 頭の上が平らなのは、セーラームーンのうさぎちゃんの影響? 目や鼻の形は微妙に違うけれど、決まりのパターンはあります。そしてウインクが多い。 口はだいたいこの形かスマイルマークタイプ。 最近はこれもアニメの影響か、口が顔の輪郭から飛び出る絵も多いです。 顔に比べて身体は貧弱ヒョロヒョロ。首は長いか無いかのどちらかで 指はいいかげんなんだけど、律儀に5本ついてます。 服や背景にはハートをあしらい、家の中のはずなのにな〜という絵にも (ほとんど右上に)太陽、そして雲や青空もあるんです。 昔からアニメ顔は描くなと図工の時間にも指導されていたけれど、 言ってもわかりませんよね。なんせアニメが主要な創造的輸出品の国だもの。 読解力のなさとアニメ顔。さほど離れたところにないような気もするんですが、 子供もいない私はこの辺りで口を閉じようかと思うのであります。 #
by yattokamedagaya
| 2007-10-11 15:34
| Art & Entertainment
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こんな話があるんですよ、東野圭吾の小説に。
温泉で右利きの人間が湯舟に入る時は、必ず右足から入るんだと。 嫌いじゃないけど、あの人少し強引なところがあるから(笑)。 僕は右利きだけど左足から入るぞ。 この場合の右利きというのは、手ではなくて利き足のこと。ボールを蹴りやすい足。 横乗り系スポーツや格闘技で構えた時に、自然に後ろ側になる足です。 足は手と違う場合があって、例えばイチローやゴジラ松井は左利きになるのでは。 この前温泉に行った時、そういえばそんな話があったなと突然思い出して、 これを仲間に話したんですよ。そして「オレは右利きだけど左足から入る」と。 でもこれは他愛もない話。その後すぐに話した事も忘れてしまいました、僕はね。 ところが、友人は忘れていなかった。実際入浴する僕を観察していたんですね。 そして言うんです。「お前今右足から入ったぞ」。まるで勝ち誇ったように(笑)。 それはおかしいな。僕は自宅では絶対左足から入る。これはわかっている。 そのことに気づいてから、その後入った温泉でも気にしてみたんだけど やっぱり左足から入る方がしっくりするんですよ。本当に右足から入ったのか? 納得できないので、しばらくその場で他の人の入浴シーン(その瞬間のね)を 観察していたんです。その結果、右利き左利きには関係しない ある一定の法則というものが見つかったのです。 それはね >> #
by yattokamedagaya
| 2007-10-05 19:18
| My Own Life
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この秋は仕事もそれ以外でもクソ忙しい。今日気がついたら税金やら公共料金やら、
かなり払い忘れているものがあるんです。そんな中、またまたやってきた免許更新。 これも5年更新になってからは忘れがち。まあお知らせのハガキが来るからいいけれど。 もっとも、そのハガキごと忘れてしまう可能性もあるんですが……。 その免許更新。ワタクシ、これまで写真にはこだわってきたのです。 テーマは「証明写真にならない写真を撮ってもらいましょう!」。 具体的にはその日に備えて金髪にしたり、髭を伸ばしたり、髪を伸ばしたりして、 手続きが終わると元に戻すんです。掲示した時、実物と見比べて変な顔をされるのが快感。 まあパスポートならともかく、これくらいで面倒な事にはならないだろう、ということで。 でもね、もういい歳こいてますので5年前から、正確には10年前の 祝ゴールド免許の時の金髪を最後にその企画は葬り去ったのでございます。 さて >> #
by yattokamedagaya
| 2007-10-03 20:15
| My Own Life
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